外構工事

駐車場の土間コンクリートの目地に悩んだら

土間コン目地の種類

新規のお客様の外構に見積もりを依頼された時

土間コンクリートの目地ってなんですか?とか
目地って必要なのですか?とか
目地をオシャレにしたいのですけど

など土間コンクリートの目地に関する質問をよく受けます。

目地など日常会話に出てこない聞き慣れない言葉

今日はわかりやすく解説していきます。

Contents

土間コンクリートとは

そもそも土間コンクリートって何?

まず一般的に車の駐車場など家の外周部分のコンクリートの部分を土間コンクリートといいます。略して土間コンとか土間とか言います。

土間コン

生コンクリートというものをミキサー車で運んできて一輪車やポンプ車などで施工する場所に生コンクリートを流して左官屋さんという職業の人がコテというものを何度も使って真っ直ぐにしていきます。

土間コンクリートの目地とは

下の写真をご覧ください。

タマリュウ エキスパンダイ土間コン

土間コンの間に色々なものをはさんでいるお家をよく見ますよね。これは単純にデザインのため以外にコンクリートのひび割れ防止のためにいれている目地と言います。

コンクリートの面積が大きいと夏場などにコンクリートが膨張してひび割れしてしまいます。そのひび割れを少しでも軽減しようという目的で上の写真のように一つ一つコンクリートを区切っています。

土間コンを区切る大きさは約3メートル以内にしておいた方が良いでしょう。

ということで土間コンが広い場合だと目地は必要となります。

目地にはいろいろ種類がありますが特に希望がなければ外構業者が独断で決めてくるので、それぞれのメリットデメリットや相場の価格を見て自分の好みの土間コンにしてみましょう。

代表的なものを見ていきましょう。

土間コンクリートの目地の種類

伸縮目地

エキスパンダイ   エキスパンダイ土間コン

メーカーによってエキスパンタイやクラクタイトなどとも呼ばれます。色はグレーと黒があります。

グレーは黒に比べると土間コンの色に近いので目地を目立たなくするならグレー、逆にワンポイントとして目地を目立たすなら黒を選びましょう。業者によっては色を1パターンに決めている場合もあるので確認しましょう。

この伸縮目地を入れるのに工事費用は1mあたりの相場は2000円くらいかかります。

駐車場2台分6m×6mの土間コンの場合、縦横1列づつ12m分、伸縮目地を入れるのには約24000円かかります。

メリットは費用が安く抑えられる点と伸縮目地と土間コンの高さは同じなので歩くときの障害物にはならないという点です。

デメリットは土間コンクリートの見た目が単調、殺風景になるので土間コンクリートもオシャレにしたい人にはお勧めできません。

ただシンプルイズベストというように特にこだわりがなければこれがベストだと私は考えてます。

玉石を入れる

玉石土間コン

数mm〜数㎝くらいの玉石という石を土間コンクリートの間にいれます。

色や大きさのバリエーションはかなりあるので、玉石を入れる場合は業者に確認しましょう。

玉石を入れるのに工事費用は1mあたり4000円くらいかかります。
6m×6mの駐車場では約50000円かかります。

これは玉石自体は高くはないのですが、玉石を入れるための板を入れたりするのに半分以上以上の費用がかかりこれくらいの価格になります。

この玉石入れる場合の工事費は業者によってまちまちなので、あまりに高いようなら可能なら玉石の入れるところの板入れは業者にお願いして、玉石は自分自身で購入して入れるようにしましょう。その際、業者にはDIY好きなので自分でできるところは自分でしたいとでも言っておきましょう。

玉石は業者が使うメーカー品以外にネットやホームセンターで格安に売っているので、ぜひ見てみてください。
なお玉石を自分で入れる際は下の部分は砂利や土を入れて上の見える部分だけ玉石を入れたほうがお得になります。

メリットは色のバリエーションもあるので、自分の好みの色の石を入れて見た目もオシャレになります。

デメリットは費用が伸縮目地より費用がかかります。そして石のところで数mm〜1㎝段になるのと歩いていると稀に石と石の間に女性のヒールのかかとなどが入り込むこともあるので注意が必要です。

タマリュウを植える

タマリュウ

タマリュウとは元々リュウノヒゲと呼ばれる常緑多年草の小さい草木のような植物をさらに品種改良して小さくした植物です。

タマリュウは耐寒、耐暑、耐陰性の植物で、特に手入れしなくても枯れにくいという特徴を持ちます。

まるで雑草のようですね…。

メリットは伸縮目地よりアクセントありますから、草木が好きならありですかね。

ただデメリットとしまして雑草のように強いので、出来上がって数年はいいのですが、月日が経つと共にタマリュウがボーボーになってきます。
車に踏まれる土間コンの間に植える場合だと車に万年踏まれて見た目も萎れた残念な草となってしまいます。

価格は玉石より少しだけ安いかなという程度なので、私はあまりオススメできませんね。

レンガやピンコロで見切りをする

レンガ土間コン ピンコロ土間コン

レンガやピンコロで見切りをする。これは見た目綺麗ですよね

レンガもピンコロも色は多種、大きさも数種類あるので、自分の好みの色や大きさで、見積もりしてもらいましょう。

レンガで土間コンの見切りをするのは1mあたり約4000〜5000円
ピンコロの方が1割増しというところですかね。

6m×6mの土間コンだとレンガだと約5万〜6万円
ピンコロだと5万5000円〜65000円くらいになります。

メリットはこれも見た目が綺麗、門柱や花壇がレンガまたはピンコロの場合土間コンとの一体感が生まれてオシャレ度が抜群になります。

デメリットはこれも価格ですかね。表面はレンガは真っ直ぐですがピンコロは凸凹しているのでそれもデメリットです。

まとめ

土間コンクリートの目地 メリット デメリット
伸縮目地 価格が安い 単調、殺風景
玉石 見た目が綺麗
色のバリエーションが豊富
価格が高い
玉石のところで段差
タマリュウ 伸縮目地よりはアクセントがある 価格が高い
月日と共に見た目が劣化
レンガ 見た目が綺麗
門痛や花壇と統一するとより綺麗
価格が高い
ピンコロ 見た目が綺麗
花壇と統一するとより綺麗
価格が高い
表面が凸凹している

上記の表に特徴をまとめました。

特にこだわりがなく安くすましたいなら伸縮目地が良いです。
後の目地は好みになりますかね。タマリュウは私はお勧めしません。

なお価格はレンガなど使用する材料の質や業者によって得意不得意や地域によっても違うので、参考程度にしておいてください。

ABOUT ME
中居
管理人の中居です。会社は創業40年私自身はエクステリア、外構業界13年目に突入した現役のエクステリアのプロです。 営業、現場、事務作業全てこなしているからこそのプロ目線でお客様にとって有益な情報を配信していきます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です