人工芝派?天然芝派?
芝生を検討しているあなた、もし人工芝にするか天然芝にするか悩んでいるなら必見。
まずあなたは庭を手入れしますか?手入れしませんか?
私の結論は人工芝にしようか天然芝にしようか迷ったらあなたが庭の手入れが好きなら天然芝、苦手なら人工芝に限ります。
これだと記事にならないので余談の話をします。
時間のある方は是非見ていってください。
それぞれのメリットデメリットも含めて選んでみてください。
まず一般的に天然芝というのは暑さに強い日本の気候に適している日本芝と寒さに強い西洋芝があります。冬のヨーロッパは寒いですよね。寒さに強い西洋芝とはその名の通りですね。西洋芝の中でも暑さにも強い夏芝というものもあります。
では芝生の種類をいくつか見ていきましょう。
Contents
日本芝の種類
野芝
山や道端などに生えている芝生を野芝と言います。成長すると葉も伸びるためゴルフ場のラフに利用されることが多いです。
特徴としまして成長が遅く害虫にも強く外部的刺激にも強いとまさしく雑草魂という感じですね。
高麗芝、姫高麗芝
日本で最もメジャーな芝と言ってもいいでしょう。
野芝に比べて葉の幅が細く綺麗。ただ成長が早いのでその美しさを保つために頻繁に刈り込まないといけません。競技場や校庭、家庭でガーデニング等で使われているのがこの芝生になります。東北南部より南の地域はこちらの芝生が使われます。
高麗、姫高麗は似ているのですが姫高麗芝の方がより歯の幅が狭く色も鮮やかと言われています。
西洋芝の種類
バミューダグラス
西洋芝の中でも夏芝と呼ばれる暑さに強い芝生です。また外部的刺激にも強く国立競技場などの競技場にも使用されています。
ベントグラス
冬芝でゴルフ場のグリーンによく使用されています。
ブルーグラス
冬芝の中で世界で最も広く栽培されています。
日本も寒い地域では家庭ではこちらの芝生が使用されることが多いです。
天然芝はその他にも色々種類がありますが代表的なのをピックアップしました。
天然芝(高麗、姫高麗)の特徴、メンテナンス
天然の芝は春に芽が出て夏場は青々と育ち冬には枯れたみたいに茶色くなります。そのためメリットは何と言っても土や芝生の香り、四季を感じられる点です。
一方デメリットはメンテナンスの手間がとてもかかるということ点です。
メンテナンスはざっとあげても以下のものがあります。
春〜9月くらいまでは2ヶ月に一度肥料をする
晴天が1週間以上続く時には水をやる
5月〜9月頃には月に数回は綺麗に刈る
土が凸凹したりするところには目土をかぶせる
芝生が元気よく育つために穴を開けたり古い茎をきって芝生の風通しをよくする
そのためのコスト(肥料代、芝刈り機等)も人工芝に比べて断然かかります。
メンテナンス全てするのには時間やコストがかなりかかります。
芝生は少々のことでは枯れませんがメンテナンスの中でも最低限、月に一度程度は芝刈り機で短く綺麗にすることはしたほうが良いでしょう。
高麗芝、姫高麗芝の寿命は植えた場所の環境やメンテナンスにもよりますが、10年〜何十年も持ちます。西洋芝も張ることは可能ですが日本芝よりメンテナンスが難しく、高温多湿の日本では枯れることもよくあるので、寒くない地域では日本芝を張る方が良いでしょう。
気になるコストですが初期費用は材料費は10㎡あたり約5000円ととても安いです。
ただ業者に依頼すると材料費以外に土の整地代、天然芝の張る費用、天然芝の上に目土をかぶせる作業の費用等かかります。
価格は芝生を張る前の土の整地具合、芝生を張る分量(少量だと割高)で大きく変動するのであらかじめ確認しましょう。
芝生はホームセンター等で販売されているので自分で張るのもありだと思います。張り方は違う記事で解説するので参考にしてください。
大量に必要な場合も芝生をよく生産されている鳥取等から取り寄せてもらえるのでホームセンターで確認したほうがいいでしょう。なお張る時期は3月くらいから梅雨時までがベストです。
次に人工芝を見てみましょう。
人工芝の選び方
まず人工芝とは本物の芝のように作った手入れ不要の芝になります。
人工芝は
葉の部分にあたるパイル(ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン)というもの
裏面の黒いゴム(SBR、ウレタン)からなっています。
人工芝の違いは外観上(見た目)の違いと性能の違いがあります。
外観上の違い
外観上の違いには芝の長さ、色、触り心地の違いの3点があります。
まず芝のパイルの長さは1㎝〜4㎝くらいまでがよく販売されています。長さが長いほどクッション性が高くなってきます。もちろん値段も上がってきます。1㎝未満の人工芝もありますが、これは触り心地見た目が明らかに作り物とわかるのでお勧めはできません。ゴルフのパターの練習をするならいいかもですが。
色は芝生の青々とした色や少し枯れ始めくらいの味のある色などがありますが好みで問題ありません。
あとは触り心地ですけどこれはネットなどではわかりにくいので触り心地を重視するならホームセンターで実際に手にとったり、人工芝専門店の人工芝だとネットで無料サンプルや数百円程度の有料サンプルを取り寄せることができるので実物の手触りを確かめた方が無難だと考えられます。
性能上の違い
性能上の違いは耐久性、耐候性、透水性、防炎性挙げられます。
耐久性はパイルの素材に依存している部分が大きいです。
ポリエチレンは柔軟性や摩擦などにも強いため耐久性は一番良くなっています。ポリプロピレンは少し劣るので価格も安くなっています。ナイロンは主に屋内用であまり販売されていませんので気にする必要もないですかね。
後パイルの形によっても耐久性が多少変わってきます。
耐候性は日光や雨風による劣化にどれだけ強いかということです。
透水性は人工芝に小さい穴が空いていることによって水がたまらないかということです。
防炎性はどれくらい燃えにくい素材であるかということですね。
一応どの人工芝も屋外屋内両方使用できますが、性能で選ぶなら屋外だと耐久性、耐候性に強いもの、屋内に使う場合は匂いの少ないものを選んだ方が快適に使用できると考えられています。
価格はホームセンターのリアル人工芝というもので材料代は10㎡で15000円〜20000円くらいで販売されています。一方人工芝専門店もそれくらいの価格の安価なものから高級なものだと50000円くらいです。
人工芝の寿命はホームセンターで販売されているものは5年くらい、人工芝専門店の高級なものだと10年くらいと言われています。
この5年の差が耐久性、価格に比例しているので特別に安い、高いからといって特に損をするということはないでしょう。
ただ業者に施工を依頼するならこれに土の整地代、人工芝の張る費用等がかかりますので、業者により費用が大きく違う場合があるので注意が必要です。
もし可能なら人工芝もなるべく自分で張ることが望ましいでしょう。
まとめ
結論
天然芝を選ぶ場合は手入れの仕方を見て自分でできるかを確認し、人工芝を選ぶ場合は価格を重視するなら私ならホームセンターのリアル人工芝を購入して自分で張ります。もし10年くらいは芝の部分は駐車場を広げたりなどで絶対リフォームしないと自信があるなら専門店の高級な人工芝を張ります。
ホームセンタ製を使用する理由は
手軽にする場合は価格も専門店に比べて安価
今のホームセンターのものでも天然芝にとても近く再現されていること
手軽に実際に現物の見た目触り心地を確認できること。
自分で張る理由としまして少しの道具と手間でできること
人工芝専門店を利用する理由は
芝の部分は絶対リフォームしないのなら倍近く耐久性があるから
その際はせっかく高級なものを買うなら芝の下も隙間なく防草シートを敷きより丁寧な工事を心がけましょう。もし手間なら業者に依頼しましょう。